夜に眠る花たち
令和2年5月24日 日曜日 暑い日
4月から始まった保育園自粛生活。
私は日中仕事をせずに子どもと過ごし、夜仕事をする。
代わりに夜は寝かしつけから夫が担当。
仕事とはいえ夜9時からは絶対に一人の時間が確保される
このやり方は悪くなかった。
昼は子どもと畑を作ったり塗り絵やジグソーパズルをしたり、
たまに一緒に料理をしたり、
もともとインドア派の家庭なのでそこまで難はない、
この生活にも慣れてきたような気がしていた。
しかし、ここ3日で一気に家が破壊されてきたのだ。
ちょっと末っ子を寝かしつけている間に
障子2枚、1枠につき1つ、計64個の穴があいていた。
かと思えば先に昼食を終えた上の子2人が押入れを秘密基地と決めらしく、
襖に小さな「窓」を作っていたり・・。
玄関に置いてある観葉植物・シェフレラ アングスティフォリア セラート
(到底覚えられそうにない)の左半身の葉がむしられていた。
犯人は庭から一人先に戻った長男だ。
ここ数年怒りの沸点が低く低くなってしまっている私はひとたまりもない。
両親から贈られたアングスティフォリアを見るや否や、
何でそんなことをするのかと叫んでしまった。
子どもたちはとても楽しそうに家の中を暴れまわっていたのであまり感じなかったが、
夫は「ストレスが溜まっているんだ」と言った。
「今日の県内感染者0人」が続き、緊急事態宣言は解除されたとはいえ
もう少しこの生活を続けようと思っていたのだが、
月曜日から子どもを保育園に行かせることにした。
写真は昼に畑で摘んだ雑草たち。
雑草と呼ばれる花を摘んでいけておくと、
夜になると蕾を閉じて休んでいるような姿に気づくことも多い。
夜に雑草の花を見に行ったりする機会はないので、
こうしてはじめて気づくのだ。
このピンクの花(おそらくクローバー?)が閉じた姿はとりわけ可愛らしく
この日苛立った私の心を少しなだめてくれた。
お題「#おうち時間」